紙飛行機を飛ばすのにはどういう風に空気の流れを活かせばいいのでしょうか？

この“なぜなぜなぜ”に答えた研究者
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• 安定した弱い層流を作り、その中を角度一定で進ませる

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  回答日 2021.09.01

  安定した弱い層流を作り、その中を角度一定で進ませる

  安定した弱い層流を作り、その中を角度一定で進ませるとイメージすると、追い風ならば完全水平を保つようにしておけば、降下しない気がします。

  向かい風でもやや上向きをキープできれば凧のように滞空時間を稼げそうですが、飛行速度と風速のバランスの問題になりそうです。

  追い風の場合、上向きだと下に押さえつける力が働いて墜落しそうです。

  気象研究所の風洞（温度による成層が可能）を使って、流れ場の可視化実験を教え子とやっていたときの印象からこのように考えます。

  安定した弱い層流は、扇風機ではできません。乱流になります。

  一ノ瀬 俊明

  国立研究開発法人　国立環境研究所

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• ポイントは、空気の流れが翼の後端で跳ね上がると滞空時間が長くなること。

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  回答日 2021.09.01

  ポイントは、空気の流れが翼の後端で跳ね上がると滞空時間が長くなること。

  紙飛行機の風洞実験をしたことがないので、神戸の高校生が発表した実験（風洞実験装置の製作、各種紙飛行機の滞空時間）から引用させていただきます。

  ポイントは、空気の流れが翼の後端で跳ね上がると滞空時間が長くなること。実験結果としては、翼後端の跳ね上げは滞空時間に、翼の形状は軌道の安定と滞空時間に関係するそうです。紙飛行機の形状は「へそ飛行機」「いか飛行機」「やり飛行機」が良好だったそうです。

  その他、これは実験結果ではありませんが..翼を少し湾曲させることでも飛行に変化がみられるので、いろいろ試してみるのも面白いかもしれません。

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