つくばSTEAMコンパスについて
つくば市に提出された研究計画書の中から「つくば研究者賞」を
低学年の部、高学年の部それぞれ1名ずつ選びました。
各受賞作品と研究者からのコメントをご覧ください。
研究者からのコメント
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課題発見、仮説立案、実験計画、長期目標など、研究に必要な事項がきれいにまとめられていました。自由かつ多様な発想で研究課題に取り組んでいるだけでなく、イラストのデザインにも注力されており人に見せる研究計画書としても素晴らしいため、選出しました。どんなスポンジがよい?どんなAIがいればより安全?ほかに手段はないか?など、「なぜ」を繰り返し考えを深めることでよりよい研究になると思います。研究テーマは「事故でけがをしないように」という優しい気持ちから発案されており、この気持ちを大切にしてほしいと思いました。
菅井 直人(すがい なおと) 株式会社クラレ
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やはり科学の基本は安全安心社会を作ることだと思います。小学1年生なのに絵も上手でよく考えられていると思います。大人だと「車に代わる安全な乗り物」という発想になってしまうと思いますが、「安全な車」というのが特にいいですね。あくまでいつも利用しているものをもっと良くしようとする考え方がとても素敵だと感じました。
荏原 充宏(えばら みつひろ) 物質・材料研究機構
研究者からのコメント
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具体的で実行できる実験計画が書かれていたのが良かったです。イラストもていねいで、研究対象をよく観察してかいてくれたことが伝わります。インタビュー対象に、具体的な研究所の名前や研究者の名前が書かれていたのも良かったと思います。きっと、インタビューにこたえてもらえると思いますよ。全体的に、研究対象に対する愛情や観察力、地道な努力をだいじにしていそうなことが伝わってきたので高く評価させていただきました。
砂村 栄力(すなむら えいりき) 森林総合研究所
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去年の自由研究を発てんさせようとする内容ですばらしいですね。
研究アイデアのイメージ図では、「いいエサ」と「安いエサ」、「暑いところ」と「エアコンですずしい部屋」でわけてかんさつしようとしているけれど、「いいエサ」とはどんなエサか、「暑いところ」とは何度くらいか、など、きゃっかん的なきじゅんを決めるとより良くなると思います。
それから、それぞれ何匹くらいでじっけんすると、実さいにエサや温度で差がついたのかどうかがわかるかということも、本などで調べてみると良いと思うよ。森 祐介(もり ゆうすけ) つくば市 政策イノベーション部長