No.034

防災にユニバーサルデザインはいかされていますか？

小4

ユニバーサルデザイン
防災

この“なぜなぜなぜ”に答えた研究者
3人

日本語があまりしゃべれない人がわかるようにしている取り組みがあります。

詳しく見る

1人目

回答日 2021.09.01

日本語があまりしゃべれない人がわかるようにしている取り組みがあります。

やさしい日本語で情報を発信して、日本語があまりしゃべれない人がわかるようにしている取り組みは自治体やNHKであります。

新保奈穗美

兵庫県立大学

研究者プロフィールを見る

研究者プロフィールを見る
災害時には全ての人たちがこまらないように、ふだんの生活をふり返ったUDの活用がされています。

詳しく見る

2人目

回答日 2021.09.01

災害時には全ての人たちがこまらないように、ふだんの生活をふり返ったUDの活用がされています。

たとえば、大雨や台風などが近づいているときに、そのエリアに住んでいる人たちに安全な場所に避難してほしいときは、それぞれの市町村から避難情報が出されます。

この避難情報は災害に対して注意しなければいけないレベルを５つのランクで表していて、数字が大きいほど危険であることをしめしています。

レベル１と２は、これから起こりそうな災害に用意するランクです。レベル３は【高齢者等避難】と言って避難行動などに時間がかかる人にあらかじめ避難するように、お知らせするものです。

そして、レベル４は、【避難指示】で、このお知らせを受けた人は全て避難しなければ行けません。なお、レベル５は、【緊急安全確保】といって、もう災害が発生している、もしくは、いつ発生してもおかしくないランクです。

このように、避難の情報では、いろいろな人が、自分にあわせて避難のタイミングを考えることができる、UD（ユニバーサルデザイン）を考えたお知らせがされています。

また、避難所などでも、高齢者や身体が不自由な人には、タタミやカーペットがしかれた部屋を使ってもらったり、体育館のマットを使ってもらったり、さらに、トイレが近い部屋、場所を使ってもらうなどUDを考えています。

これらは、防災でのＵＤ活用のほんの一部で、災害時には全ての人たちがこまらないように、ふだんの生活をふり返ったＵＤの活用がされています。

長屋和宏

国土交通省国土技術政策総合研究所

研究者プロフィールを見る

研究者プロフィールを見る
災害のときこそUDの真価が問われるのかもしれません。

詳しく見る

3人目

回答日 2021.09.01

災害のときこそUDの真価が問われるのかもしれません。

もっとも歴史あるUD（ユニバーサルデザイン）にピクトグラムというのがあります。今回のオリンピックでも活躍していましたね。

このピクトグラムでもっとも有名なのが避難経路を示す「出口に走る棒人間」ではないでしょうか。

日本発で作られたデザインですが、今ではいろいろな国で使われています。それだけユニバーサルなデザインだといえます。

災害のときこそUDの真価が問われるのかもしれません。

森健人

路上博物館

研究者プロフィールを見る

研究者プロフィールを見る

こんな“なぜなぜなぜ”も
あります

すべてのなぜなぜなぜを見る