日本は大雨や台風のとき外国よりたくさんテレビでやるけど、それでも避難が遅れたりして死んじゃう人がいるのはなぜですか？

この“なぜなぜなぜ”に答えた研究者
3人

• 大丈夫だろうと思って逃げないことが多いから。

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  1人目

  回答日 2021.09.01

  大丈夫だろうと思って逃げないことが多いから。

  大雨や台風が来て準備しても、特に大きな被害にあうことも少なく「なんだ大丈夫だった」と思ってしまう人が多いです。そして、次の災害でも大丈夫だろうと思って、避難情報があっても逃げないことが多いです。

  新保 奈穗美

  兵庫県立大学

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• 人間は自分に都合がよい方に考えて行動してしまうくせがあるから、と言われています。

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  2人目

  回答日 2021.09.01

  人間は自分に都合がよい方に考えて行動してしまうくせがあるから、と言われています。

  日本では毎年のように、大雨や台風で災害が発生して、時には死んでしまう人が出ています。

  しかし、質問の様に、安全な場所に避難してくれない人も多くいます。

  この理由は、いろいろ考えられますが、その一つとして、テレビやラジオでは台風や大雨が来ると言っているけど、自分の所ではなく他の場所に行くだろう、とか、もし来てもまだ避難する時間は十分にあるだろう、と人間は自分に都合がよい方に考えて行動してしまうくせがあるから、と言(い)われています。

  これを【正常性バイアス】と言います。

  たとえば、お祭りでくじを売っていて、当たりの数はとても少ないのに、自分が当たると思って買ってしまうような感じと同じです。

  災害の時は、こうなったらいいな、ではなく、もしかしたらこうなっちゃうかも、と考えて行動しましょう。

  長屋 和宏

  国土交通省 国土技術政策総合研究所

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• 人間というのは自分に都合の悪い情報を認識しづらいようにできているようです。

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  3人目

  回答日 2021.09.01

  人間というのは自分に都合の悪い情報を認識しづらいようにできているようです。

  「外国と比べて」が本当なのかわかりませんが、基本的に人間というのは自分に都合の悪い情報を認識しづらいようにできているようです。

  これを心理学用語では正常性バイアスと呼んでいます。

  多くの人はテレビで災害のニュースを観ても、他人事に感じてしまうのかもしれません。身の回りの正常性バイアスを探してみると面白いかもしれませんね。

  森 健人

  路上博物館

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