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【オンライン開催】つくばこどもクエスチョン2022

2022年02月26日(土)

つくばの研究者と一緒に、
きみの興味を研究にしよう!

つくば市では、つくばの研究機関や研究者とともに実施する体験的な学びを通じて、こどもたちの社会力と想像力を伸ばし、未来を生きるための思考力を育成する場を提供するため、2018年度から体験型科学教育事業を進めています。

さまざまな分野の研究者が、こどもたちの好奇心やイマジネーションから仮説・問いを立て、問いを探求するプロセスを描くためのサポートを行い、イベント後も自主的で継続的な学びに取り組むための初速を得ることを期待しています。

研究者の「未来は〜かもね!」

今回参加する研究者が、研究の先に描いている未来についてご紹介します。
イベント当日は示された未来から、こどもたちが「自分なら未来の世界でこんなことをやってみたい!」というアイデアを形にしていきます。

  • 今日自分が過ごした生活を世界全体がしたら100年後どうなっているか瞬時にわかるかもね!

    国際的に大きな問題となっている地球温暖化。
    今、世界中の研究者たちは、将来予想される私たちの生活(シナリオ)をもとに、最新の科学の知識とスーパーコンピュータを使って、100年先の気温や雨、雪がどうなるかを計算しています。
    技術がもっと発達した未来では、こどもたちが手元のスマホ(の進化系)に今日の生活を入力すると、簡単に100年後の世界の気候が分かるようになっているかもしれません。

  • 自分たちが天気予報の一部になっているかもね!

    皆さんが見る天気予報は、現在の気温や風、雲など情報をもとに、自然科学の法則に基づいたコンピューターシミュレーションによって作られています。実は、天気予報では、どれだけ今の状態を正確に知るが大切で、毎日、世界中から(宇宙からも)たくさんの観測データが送られてきます。未来の世界では、このほかに世界中の人々が持つスマホ(の進化系)が記録した情報や、カメラで撮った空の写真が天気予報に組み込まれて皆さんが天気予報の一部になっているかもしれません。

  • 誰でも自分の好きなバーチャル恐竜博物館が作れるようになるかもね

    技術の進化とコロナウィルスによるオンライン化の加速で、博物館のあり方も変わってきています。私は3DやVR技術による地球の見える化を研究をしていますが、そういった技術を使うことで、実物の化石がなくても、博物館や研究者が公開するさまざまなデータを集めたり、自分が見つけた化石データを公開したり、世界中の人とデータを交換したり、自分だけのデータのコレクションで、誰もがバーチャルな恐竜博物館をオープンして研究ができるかもしれません。

  • 古生物といつでも触れ合える世の中になるかもね

    私の研究の一つが古生物の研究ですが、絶滅してしまった生物を研究することにどんな意味があるの?と聞かれることがあります。
    しかし、技術の進化により、絶滅してしまった生物の動きや暮らし方をシミュレーションしたり、3D技術で現代の環境に擬似的に復活させて研究することもできるようになってきました。そうすることで、古生物といつでも触れ合えたり、古生物の生き方に学び、まだ世の中にないデザインに応用することもできそうです。

  • ロボットを食べる未来が来るかもね

    未来の給食では、みなさんは、動くやわらかいロボットをもぐもぐ食べているかもしれません。ロボット研究の最先端では、生体組織を利用したロボットが作られています。
    ロボットは食べられることによって、進化する?!

  • 僕らの周りはもっとやわらかいかもね!

    未来の世界では、みなさんの周りは、もっとやわらかくて、動くもので満たされているかもしれません。やわらかいロボットの学問分野であるソフトロボティクスでは、生物のようにしなやかに動くロボットをつくるための研究が行われています。
    未来の学校の先生は、やわらかロボット?!

  • やわらかくて、持ち運べる、ウェアラブルなディスプレイができるかもね!

    私たちの日常生活には、テレビやパソコン、スマートフォンなど、様々なディスプレイが使われています。有機ELを用いると従来の硬いディスプレイに変わり、プラスチックフィルムを使用した柔軟で軽く、曲げられるディスプレイを作ることができます。シートみたいに折りたたんで持ち運びできる大画面テレビや、スマートフォン画面が内蔵された洋服などのウェアラブルなディスプレイが当たり前になるかもしれません。

  • VR、ARでいろいろな世界とつながれるかもね!

    有機ELは色彩がとてもきれいなことと、画面を映し出す応答速度が速いことから、仮想現実(VR)・拡張現実(AR)を映し出す材料にも適しています。有機ELで照らされたVR空間やAR空間を作り出すことで、まるでその場にいるかような月面旅行が楽しめたり、遠隔ロボットと組み合わせることで精密手術が必要な患者を海外の医者がリモートで手術したり、色々な世界と簡単に繋がることができるかもしれません。

  • 炭素や窒素の巡りを調べることで、地球上のいろんな生き物たちが幸せに暮らしている未来がつくれるかもね!

    私の研究では、人間活動によって排出される温室効果ガスや汚染物質が環境に及ぼす影響を調べています。こういった物質の多くは炭素や窒素の化合物です。炭素や窒素は生き物の体を作り上げる大切な元素であって、自然の中ではうまく巡っていました。しかし、近年の人間活動の影響でバランスがくずれてしまったのです。一体なにが起こるのか、どうすれば改善できるのかを、国内に加えて、北極の島や南極大陸にも出かけて調べています。

  • みんなの普段の食事と向き合うことで、空、水、土がずっときれいで豊かでありつづける未来がつくれるかもね!

    私の研究では、農作物や畜産物を生産して、流通・加工を経て、皆さんが食べるまでに起こる環境への影響を調べています。農地に肥料を入れすぎたり、家畜の排せつ物を不適切に処理したりすると、大気汚染、水質汚染、富栄養化などの原因となります。我々が食べずに捨ててしまう「食品ロス」も、せっかく投入した資源を全て無駄にしてしまいます。どこでどれだけの負荷が発生しているのか、どうすれば減らしていけるのかを調べています。

  • 生き物が何を食べているのかな、何に食べられているのかなと考えることで、みんなが幸せに食べることができる未来をつくれるかもね!

    私の研究では、食べ物を通じた窒素のつながりを調べています。皆さんが食べている物も元々は生き物です。作物は窒素肥料を与えて育ちます。家畜は作物を飼料として育ちます。魚介類はどうでしょう。天然物であれば自然の生き物を食べて育ち、養殖物であれば家畜と同じように飼料で育ちます。野山の生き物を食べる場合はどうでしょう。食う・食われるの関係をよく知り、食べ物を大切にする仕組みができるように研究を続けています。

  • 世界に潜んでいる虫を自分で発見できるようになるかもね!

    ヒアリなどの外来種の侵入が問題になっています。
    私は、外来昆虫をいち早く見つけていち早く退治するための研究を行っています。
    近年では、害虫を探知するための技術が発達して、たとえばシロアリを電磁波で見つける装置が開発されています。
    将来は、匂い、AI等、さまざまな方法を使ってさらに探知技術が発達するでしょう。
    そうしたら、害虫だけでなく、珍しい虫や未知の虫の探知もできるようになるかもしれませんね。

  • 昆虫を食べるのが当たり前になるかもね!

    私はふだん、害虫とうまく付き合っていくための方法をさぐる研究をしています。
    しかし、害虫に対処するための研究以外にも、昆虫をうまく使って役立てるための研究も行われています。
    たとえば、昆虫は栄養が豊富で、短期間でたくさん増やすことができるので、人間や家畜の食べ物としてもっと活用できるのではないかと注目されています。
    最近、材料に昆虫が使われた食料品を少しずつ見かけるようになってきましたが、将来はもっと普通になっているかもしれません。

  • まちのみんなが家族として子どもを育てるようになるかもね!

    子どもを産んだり育てたりすることは楽しいこと?それとも大変なこと?皆さんは大人になったら子どもを育てたいですか?どんな社会でどんなふうに育てたいですか?過去50年で、日本は世界の他の国と比べても「少子化」が進んでいます。なぜでしょう?
    答えは一つではありませんが、「家族って何だろう?」と考えるとヒントが見えてくるかもしれません。また、人間の「赤ちゃん」の特ちょうを知ることもヒントになるかもしれません。助産(お産のお手伝いをする仕事)の研究ではこのようなことも扱います。

  • 性別に関係なく、皆がもっと自由に生きられるようになるかもね!

    あなたは男の子ですか?女の子ですか?それはいつ、誰が決めましたか?
    出産のお手伝いをするお医者さんや助産師は、赤ちゃんが生まれるとすぐにおまたを見て「男の子だ」「女の子だ」と判断して両親に伝えます。そうやって赤ちゃんは男の子あるいは女の子として育てられていきます。赤ちゃんは話せないので、本人の希望をたずねることはできません。世の中には「男(の子)だから」「女(の子)だから」とやり方が決まっていることがたくさんありますよね。このことが誰かをつらくしないよう、調べたり考えたりすることも大事な研究です。

  • パワードスーツを着ることでみんなが力持ちになれるかもね!

    高分子は柔らかくもあり、硬くもあります。それらの性質をうまく組み合わせれば、しなやかで強靭な未来のスーパースーツが作れるかもしれません。例えば防弾チョッキには鋼鉄よりも強靭なアラミド繊維が使われており、緩衝材などと組み合わせて使用されます。植物から取れるセルロースナノファイバーは鋼鉄よりも強く、しかも軽いので、自動車部品に使用すれば(他の高分子と混ぜる)、自動車の強度化・軽量化ができます。

  • モノが壊れてもすぐに自己再生できるようになるかもね!

    知っていますか?高分子には自己修復するものがあります。例えば、可逆的な結合を利用した化学的自己修復や分子の動きを利用した物理的自己修復をする高分子があります。そのほかにも、生物の自己組織化・自己修復能を模倣した高分子や、形状記憶高分子などもあります。それらをうまく使えば、壊れても、自然に再生する高分子がつくれるかもしれません。

  • お風呂がもっと楽しい時間になるかもね!

    みなさんは「おふろ」と聞いたらどんなことを思い浮かべるでしょうか?
    私はそんなみなさんのおふろのイメージに「新しい1枚」を追加できたらと思っています。
    ロボットや動物と一緒にお風呂に入れるかもしれない、お風呂の中に飛び込んだらどこか違う世界へワープできるかもしれない、そんなことを考えたことはありませんか?お家で温泉気分が味わえるかもしれない、これを体現したものがまさに日本の名湯です。夢みたいなことを入浴剤や入浴剤以外のものを通じてどう実現できるかを、日々取り組んでいます。

↑映像は「つくばこどもクエスチョン2020」実施時のダイジェスト映像です(03:51)

概 要

※オンラインでの開催になります

日程
2022年2月26日(土)
開催時間
10:00-13:00
※13:00-14:00は「放課後タイム」として任意参加になります。こどもたちが話を聞いてみたい研究者と比較的自由にコミュニケーションが取れるようなワークを検討しています。
対象者
小学校4〜6年生(居住地は問いません)
定員
54人
(1グループにつき5〜7名程度を予定しています)
参加費
無料
場所

オンライン
※Zoomを使用する予定です

申し込み方法

申し込みを終了しました。

注意事項

※参加する研究者、プログラムは、当日予告なく変更になる場合があります。
※お申し込み人数が多数の場合は抽選になります。
※抽選結果及び、参加確定のご連絡は2月15日(水)までに応募いただいたメールアドレス宛にいたします。
※当日のイベントの様子を撮影します。内容は市の広報物、及びロフトワークの公式サイト等にて掲載させていただく場合がございます。

主催・共催・
後援・協力

主催:つくば市
企画・運営:株式会社ロフトワーク/FabCafe
協力:エネグローバル株式会社/NOK株式会社

問い合わせ

つくば市 政策イノベーション部 科学技術振興課
TEL|029-883-1111(平日午前8時30分~午後5時15分)
問合せメールフォーム|http://bit.ly/tsukuba-steam2022

イベントチラシ(PDF)

イベントチラシ(PDF)

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